犬の飼い主を心配させる眼のこと

犬の飼い主を心配させるものとして、目の内側の隅にときどき現れ、眼球を一部覆ってしまうピンク色の膜があります。この膜は第3眼瞼または瞬膜と呼ばれるもので、人間以外のすべての哺乳類に見られます。

第3眼瞼は犬が目を後方に引っ込める(目を眼瞼のなかに引き込む)ときに自動的に現れます。この膜は目を保護し、洗浄する役目をもち、目が突出して顔が平べったい犬(短頭種)、たとえば、パグ、ペキニーズ、ボストン・テリア、イングリッシュ・ブルドッグ、ラサ・アプソなどで特に目立つ特徴です。

短頭種の犬の目は眼寓深くにおさまっていないので、損傷を受けやすくなります。また、ある種の犬ではチェリーアイと呼ばれる状態をよく見かけます。これは第3眼瞼の腺が肥大し、目の隅に赤いサクランボがついているように見える状態です。

グレイハウンド、アフガン・ハウンド、ボルゾイ、アイリッシュ・ウルフハウンド、サルーキ、スコティッシュ・ディアハウンドなどの視覚で獲物を見つけだす猟犬は、獲物をにおいではなく目で追います。

彼らは視覚、特に動きを察知する能力を高度に発達させるために選択的に交配された犬です。

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