あなたは東京タワーの展望台に行かれたことはありますか?
地上150メートルにある展望台まで登るには、2つの方法がありますよね。
一つは乗っているだけのエレベーター、もう一つは約600段を歩いて上がる階段です。
そこで、
Aグループの人にはエレベーターで、Bグループの人には階段で
展望台に登ってもらったそうです。
そして、それぞれ展望台の入場料を教えないで、
「いくら払いますか?」と聞いたところ、
Aの人は平均的に入場料(900円)より安く答えたのに対し、
Bの人は平均的に入場料よりも高い値段を答えました。
この結果、かなり面白いですよね。
つまり、とくに何の感動もなく展望台に行った人よりも、特別な体験をして展望台に行った人の方が、その体験に価値を感じているということです。
これはお客様が商品を買うか買わないか、を決める瞬間も、同じなのではないかと思います。
商品を使ってお客様が「特別な体験ができる」ことが伝わっていれば、「この金額なら妥当だな」と即決に繋がり、反対に「たいした体験ではなさそう」と思われてしまっていたら、ただ「高いな」と思われてそのまま去ってしまうのだと思います。
なので、商品を紹介される際は、その商品を手に入れることで、どんな”特別な体験ができるのか”ということをプッシュされてみてはいかがでしょうか?・・